理事長
黒岩 卓夫(くろいわ・たくお)
「医療法人社団 萌気会」は、日本の在宅医療分野における先駆者的な存在として知られており、1993年(平成5年)の設立当初から医療と介護の連携と一体化を推進し、在宅医療の充実に力を注いできました。
萌気会は「萌気園浦佐診療所」と「萌気園二日町診療所」の2つの在宅療養支援診療所を有しており、外来診療はもちろん、患者さんが住み慣れた家や地域で安心して暮らせるよう、24時間365日体制で、ターミナルケアも含む充実した在宅医療を実施しています。
新潟県魚沼地区では、魚沼地域医療再編のため2015年(平成27年)に地域完結型の魚沼基幹病院を開設し、萌気会はその連携における機能分担として、在宅医療分野の充実を図る重要な役割を担っています。萌気のベットは在宅療養を支援するものです。
日本は少子高齢化社会に突入し、萌気会が長年にわたって取り組んできた在宅医療は国の医療改革の戦略にも位置付けられ、在宅医療を拡充する方針が打ち出されました。多くの医師にとっても在宅医療との関わりは切り離せないものとなるでしょう。萌気会では、各医療機関と連携しながら在宅医療を推進し、そのためには医師の力が必要不可欠であり、新しい仲間を募集しています。
医師のみなさんには、全人的医療を実践し、自分の専門性を活かし基幹病院・市民病院・専門病院と連携しながら診療所医療や在宅医療を通して、地域の生活を支えるリーダーとなっていただくことを期待しています。
萌気会では医師が働きやすい環境に最大の配慮をしており、出産・育児のある女性医師の勤務サポートも充実しています。さらに、萌気会では勉強の機会も豊富にあり、診療所や在宅医療が初めての医師でも安心して仕事ができる環境となっています。
誰もが住みなれた家で療養し、最期を迎えたいと思うことは当たり前であり、萌気会は在宅看取りを第一と考えています。在宅医療は誰でもどこでも選択肢になり得るものにしなければなりません。診療所医療や在宅医療に携わることは、これからの日本の医療を支える医師になることであり、人間の生き方、医師の生き方として誇りをもてる仕事です。みなさんのご応募をお待ちしています。楽しく一緒にがんばりましょう。
「かかりつけ医」として、地域住民の健康維持・疾病予防・疾患の早期発見を目指します。外来・在宅医療・訪問介護や在宅福祉を中心に、必要時には入院治療も提供する在宅総合診療を展開。安心して過ごせる地域づくりに努めています。
地域住民の日常生活を支える身近な存在として、あらゆる健康相談に応える総合的な医療(プライマリ・ケア)を提供。多様な症例から、日々多くのことを学べます。さらに、「校医」「園医」「産業医」「配置医(特養)」など多岐にわたって活躍していただけます。
周辺には豊かな自然が残る山々が連なり、希少な動植物や雄大な眺望が楽しめます。また、世界でも有数の豪雪地帯であり、理想的な地形を活かした複数のスキー場が点在。オンもオフも充実した日々を過ごせます。
院長
黒岩 巌志(くろいわ・がんじ)
「萌気園浦佐診療所」は1992年(平成4年)に開設され、2013年(平成25年)6月に新築移転をしました。外来診療はもちろん、開設当初から在宅医療に力を注ぎ、訪問看護や訪問リハビリテーション・通所リハビリテーションを展開しながら、地域住民の健康と生活を支え続けています。
当診療所が位置する浦佐地域は医療機関が少ないこともあり、外来はお年寄りだけではなく、働き盛りの年齢の方も仕事帰りに多く訪れるのが特徴です。在宅医療に関しては、約150名の患者さんを「萌気園二日町診療所」と共に診ており、そのうち100名ほどを当診療所が担当しています。
私は以前、消化器内科の専門医として病院に勤務していました。当診療所に来て感じたのは、コメディカルとの距離がとても近く、医師の考えや治療方針などが伝わりやすいため非常に仕事がしやすいということでした。そしてスタッフのみなさんがとても優秀で、常にきめ細かなフォローをしていただけるため、医師が診療に集中できる環境であること。さらに、地域特性として住民の人柄が良いことも特徴で、患者さんも優しい方が多く、働きやすさも大きな魅力です。
在宅医療は超高齢化社会を迎えるこれからの日本の医療の重要なポイントです。慣れ親しんだ家や地域で最期まで過ごすことは、患者さんのみならずご家族にとってもかけがえのない時間であり、それを支える在宅医療は患者さんの人生そのものをみる非常にやりがいのある仕事です。
患者さんやそのご家族からの感謝の言葉は、医師として大きなエネルギーになるでしょう。在宅医療に携わることは、これからの日本の医療を支える重要な役割を担うことであり、人としても成長できる素晴らしい仕事です。共に働いてくれる医師に一人でも来ていただけたら、とても嬉しく思います。
皆川 秀夫(みながわ・ひでお)
「萌気園二日町診療所」は、新潟県南魚沼市二日町に1999年(平成11年)に開設されました。診療所の2階には訪問看護ステーションおよび訪問リハビリテーションが、そして1階にはデイケアと看護小規模多機能型居宅介護事業所があり、医療・介護と連携しながら地域住民の健康を支えています。
外来に訪れる一日の患者数は季節によって異なりますが50~100人ほど。多くは一般的な軽症で、専門的な治療が必要な患者さんは連携先である南魚沼市民病院や魚沼基幹病院などへ紹介しています。往診については、個人宅・施設を合わせて約50名の患者さんを受け持ち、多職種と連携しながら月2回の訪問を基本として行っています。また、この地域では数少ない、小児を診ることのできる身近な医療機関であることも特徴で、地域になくてはならない診療所として住民のみなさんから親しまれ、頼りにされています。
さらに当診療所では「萌気園浦佐診療所」と共に初期研修医の地域医療研修の受け入れをしており、研修医たちが一ヶ月間、ここで地域医療や在宅医療を学んでいます。
外来診療をして在宅医療もしてと、一見多忙のように感じるかもしれませんが、当診療所はコメディカルスタッフが非常に充実しており、事務的な作業やご家族への説明などの役割も担っているため、医師の負担が少なく、診療に集中することができる大変働きやすい環境となっています。診療所や在宅医療が未経験の方でも安心して仕事ができますし、特別な気負いも必要ありません。地域住民の身近で頼れる医師として、専門性を活かしながら幅広く診ていただくことのできる方を歓迎します。将来は地域医療のリーダーとなって、誰もが安心して生活できる地域社会の実現に向けて大いに活躍してほしいです。
萌気園浦佐診療所の医師の一日の流れをご紹介します。
8:25
朝礼
8:30
外来勤務
12:30
昼食・休憩
13:30
往診・訪問診療
16:00
休憩
16:30
夕方診療
18:00
退勤
医師
勤務内容 | 外来、訪問診療、病棟(浦佐診療所9床)、オンコール対応 |
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勤務場所 | 萌気園浦佐診療所および萌気園二日町診療所(勤務表による) |
給与 | 年俸 1,500万~2,200万 程度 パート医師は個別に相談 |
勤務時間 | 8:30-18:00 (当番でオンコール対応あり) |
休憩時間 | 90分 |
休日 | 週休2日(週末の待機は相談に応じて) |
賞与 | 年棒制 |
平均外来数 | 1診療所あたり 50~100人/日 |
平均訪問数 | 萌気園浦佐診療所:約6名/日 週4回 萌気園二日町診療所:約5名/日 週4回 |
福利厚生 |
社会保険加入、遠隔地から単身赴任の場合帰宅旅費あり(月に一定額) 住宅提供(アパート借り上げ:一定額の負担あり) 通勤費(自家用車支給:訪問診療にも使用) 学会、研修会費 |
その他 | 経験者・Uターン・Iターン大歓迎 |
どのような患者さんを診ることになりますか?
慢性疾患から末期悪性腫瘍、ターミナル期の患者さんまで幅広く診ていただくことになります。もし専門外の診療や未経験の処置が必要な場合は、専門医と同行することで習得が可能です。幅広い症例や処置に対応できるよう教育体制を整えています。
医師は診療以外の業務を行うのでしょうか?
医療行為以外の事務や人事などは当法人のスタッフが担うため、医師には医療行為に専念していただき、なるべく多くの時間を患者さんに費やしていただける環境をご用意しております。診療に関してもカルテの入力補助や物品の準備・往診時の運転など、診療をサポートする専門スタッフを育成し、診療に帯同させています。
入院手配は医師が行いますか?
いいえ。メディカルソーシャルワーカーが入院手配や退院支援を行なっておりますので、医師には診療情報提供書の作成をお願いしております。
住宅についての補助はありますか?
常勤医の方はございます。詳細はお問い合わせください。
育児休暇はありますか?
ございます。詳細はお問い合わせください。
学会参加は可能でしょうか?
支援制度をご用意しております。原則年2回(国内)法人が補助しております。
萌気園浦佐診療所
新潟県南魚沼市浦佐5363-1
TEL:025-777-5222 FAX:025-777-5866
萌気園二日町診療所
新潟県南魚沼市二日町212-1
TEL:025-778-0088 FAX:025-770-0084
天然温泉をはじめキャンプ場やスキー場が豊富にあり、自然に恵まれた土地ならではのレジャーを堪能できます。また、広々としたグラウンドやテニスコート、ウォータースライダー付きのプールやトレーニングマシンが完備されたスポーツ施設も充実しており、休日に汗を流すのに最適です。
豊かな自然が作り出す美しい景観と、“奇跡のぶどう”の産地。特産品も豊富で、中でもワインは有名。寒冷豪雪地で育ったぶどうは厳しい風土の洗礼を受け、甘味が凝縮した素晴らしい果実となります。まさに「雪が育む、雪が守る、雪が醸す」オンリーワン・ワインと言えます。
保育園の待機児童ゼロを続け、希望するすべての子どもへの保育を実践しています。また、4歳児まで入院・通院とも全額助成など、多数の助成制度があります。自然に囲まれた環境で子育てをしながら、健やかな成長を見守ることができます。
歴史ある寺院などの建造物が多く、由来を辿りながら巡ってみるのも一興です。また国の重要無形文化財「小千谷縮・越後上布」の指定要件の一つである「雪ざらし」は越後上布を製作するうえで欠かせない重要な工程で、春の風物詩となっています。